〈ジャパン・ハウス ロンドン〉にて現在開催中の、日本の食品サンプルの文化を紹介する企画展『Looks Delicious!Exploring Japan’s food replica culture』にて、食品サンプルにまつわるアニメーションを3本つくらせていただきました。

アニメーション制作に際して、今年夏に、郡上八幡にある〈サンプルビレッジ いわさき〉を訪れ、工房を見学させていただきました。さまざまな種類の食品サンプルが職人の方の手作業により、ひとつひとつ丁寧に色付けされていて、どれももはや実物を超えるシズル感たるや…。食品サンプルって、実物とそっくりに再現する技術力の高さは言わずもがななのですが、スパゲッティを巻きつけながら宙を浮くフォークや、中華鍋から豪快に飛び出す炒飯などなど、実際にはありえないことを遊び心たっぷりに表現する独自の文化が根付いていて、ひとつのエンタメとしてすごく楽しい!日本が誇るべき文化のひとつだなと改めて感じました。ロンドンの会場では、日本から輸送したさまざまな種類の食品サンプルが展示されているようです(今月のCasa BRUTUSに、展示会場のレポートが掲載されています!)。日本の食品サンプルの文化をみて、ロンドンの方たちがどんな反応をしているのかとても気になるところ…。会期は2025年2/16(日)までです。
海外の地で日本の文化を紹介する企画に関わることができとても嬉しいです。すてきな機会をいただきありがとうございました。
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食品サンプルアニメーションその①
『食品サンプルの歴史 岩崎瀧三』
食品サンプルの日本国内の約7割のシェアを誇る〈いわさきグループ〉の創業者、岩崎瀧三氏。いまでこそ日本人にとって馴染み深い食品サンプルですが、日本で初めて事業化に成功したのが岩崎瀧三さん。その生涯を3分のアニメーションにまとめました。アニメーション中盤の記念オムをつくるシーンがお気に入りです👨🏻‍🍳
食品サンプルアニメーションその②③
『食品サンプルの作り方 レタス編』
『食品サンプルの作り方 エビ天編』

〈ジャパン・ハウス ロンドン〉にて現在開催中の、日本の食品サンプルの文化を紹介する企画展『Looks Delicious!』の会場で流していただいているアニメーションです。(展示についてくわしくは、ひとつ前の投稿をご覧くださいませ。)
こちらの2本は、今年夏に郡上八幡の工場に訪れた際に体験した、レタスとエビ天の食品サンプルの作り方を紹介するアニメーションです。水の中でどこまでも広がっていく蝋のレタスの葉を、くるくるっと手でまるめるのがとても楽しかった!
郡上八幡にある工房〈サンプルビレッジいわさき〉では、どなたでも食品サンプル作りの体験ができるそうです。岐阜近辺にお越しの際はぜひ旅行のお土産がてら体験してみてくださいませ〜!
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